テラコッタタイルの手入れ 素焼きのテラコッタタイルは玄関の土間やエントランス、さらにはキッチンやリビングに貼るタイルとして人気が高いです。使えば使うほど味が出るというのはテラコッタの大きな特徴。 アンティークの家具に見られるような使い込んだ風合いが好みという人にはテラコッタがオススメです。一方で、テラコッタはお手入れが大変という話も聞きます。果たしてそうでしょうか。 実は、コツさえつかめばテラコッタのお手入れはさほど難しくありません。

テラコッタタイルの特徴

テラコッタタイルの特徴

テラコッタタイルの歴史

テラコッタは歴史あるもので、ヨーロッパではお城などにも使用されています。イタリア語で「焼いた(cotta)土(tera)」という意味のテラコッタは、オレンジ色の素朴な風合いが特徴です。 使い込むほどにそのオレンジ色は微妙に異なる色の変化を見せます。色の変化は一つとして同じものがないというくらい各々の変化をたどります。おそらく、温度や湿度、汚れの付き具合といったことが関係してくるのでしょう。

テラコッタタイルの特徴

テラコッタは、汚れや傷、さらには苔といったマイナス要素でさえ味のある風合いにかえてしまう素材です。こうした特徴からテラコッタは、近年流行りのアンティーク調のデザインやナチュラル志向を好む人から大きな支持を得ています。 とはいえ、やはり汚れが気になると言う方はワックス等を塗布して汚れを染み込みにくくする方法もあります。ただしワックスはあくまでも油ですので、屋外でのご使用はオススメできません。 よりディープな使い方として、ワックス等を塗らずに素のまま玄関ポーチやガーデニングなどの雨にさらされる場所へ施工し、わざと苔などを生やすのもありです。 使う人のメンテナンスや意向次第で、その表情を大きく変える床材はテラコッタならではです。

テラコッタタイルの手入れ方法

テラコッタの撥水加工テラコッタは粘土を低い温度で焼くことでつくられています。そのため、多孔質で水分を通しやすく、テラコッタがタイルの他にも植木鉢として使用されるのはその理由からです。 水分を通しやすいと言うことは、汚れたものをこぼすとすぐに染み込んでしまうと言う事です。 日常使用していると、どれだけ気を付けていても泥や油、汚れなどがつきます。もちろん、汚れたらその都度すぐに拭き取る事がキレイを保つ一番の方法ですが、気付かずに汚れている事もあります。お子さんがいたらなおさらですね。

ワックスを使った汚れ防止策

まず最初に出来る予防方法としては、表面に防水加工のワックスを塗布することです。ワックスの種類によっては防水加工の物や、タイル自体を濡れ色にするものなど、種類は様々です。用途に合わせて使い分けて下さい。 ただし、ワックスを塗ったからと言って完璧に防水加工が施される訳ではありません。 また、ワックスはいわゆる油の為、雨に濡れて滑る危険性のある場所への塗布はオススメ出来ません。玄関の土間やリビング、キッチンなどの床に使用される際にはとてもオススメです。

テラコッタタイルが汚れてしまったら

もし万が一、テラコッタに汚れが付着してしまっている場合には、無数の細孔の中まで汚れが浸透している状態だと想像がつきます。 そうなると、もはや簡単にキレイにならない可能性が出てきますが、まずは水にぬらし、硬く絞った布でこすってみて下さい。 それでもダメなようだったら薄めた中性洗剤を布に染み込ませ、拭き取ってみて下さい。 その後、洗剤が残らないようにまた水にぬらし硬く絞った布で洗剤を拭き取ってテラコッタのお手入れは終了です。

タイルスタイルで扱うテラコッタタイル

タイルスタイルでもテラコッタタイルを取り扱っております。 

ダークテラコッタ

ダークテラコッタチョコレートのような優しい色合いのテラコッタ。 赤やベージュ色のテラコッタでは表現できないシックな雰囲気を醸し出します。 スペイン産の陶器質素焼きタイルです。 ダークテラコッタの商品情報はこちら ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。 ※素焼きのテラコッタタイルは非常に吸水率の高い商品のため、経年変化により色味が変わり、 また施工場所によってはコケやカビが生える場合もございますが、 そういったナチュラルな風合いを味わっていただく商品となっております。 (特にダークテラコッタは濃い目のお色味のため、白っぽくなることがございます。) また、場合によっては倉庫保管時から多少の風合いの変化が起きている場合もございます。 是非ご理解のうえ、ご検討くださいませ。 タイルスタイルのテラコッタタイル一覧へ