自分の家や庭など、「理想のイメージに近付けたい!」という思いから、DIYに取り組む方も増えてきています。その手法はさまざまですが、近年人気が高まっている素材といえば「タイル」です。日本の住宅では、昔から水回りなどに積極的に使われてきた「タイル」。近年は、その質感やお手入れの手軽さ、そしてデザイン力の高さに惹かれる方も増えてきています。

より手軽にDIYに挑戦できるように、という目的から開発されたのが「タイルシール」です。某バラエティ番組のリフォームコーナーでも紹介されていました。では、このタイルシールとは、具体的にどのような特徴を持つ製品なのか、そして本格タイルとの違いはどこにあるのか、施工前に知っておきたいポイントをまとめます。

タイルシールのメリット、デメリットとは?

タイルシールとは、タイル柄がプリントされたシールのことや、タイルの裏面にシールが取り付けられている製品を言います。今回のこのコラムの中では、プリントされたシールではなく、後者のタイルの裏面にシールが取り付けられている製品のことだと思って下さい。
タイルシールの中には、一枚のタイルにシールが取り付けられており、自分で貼り付けながらデザインできるものもあれば、10センチくらいのシールに、あらかじめモザイクタイルがセットされているものもあります。本当に「貼り付けるだけでOK」という手軽さが魅力です。限られた場所に施工したいときにも、はさみやカッターを使って、簡単にサイズを合わせることが可能。壁面やカウンターなど、特別な道具や技術がなくても施工することができるでしょう。

しかし一方で、タイルシールにはデメリットもあります。タイルシールは、あくまでも「手軽にDIYを楽しみたい人」向けの製品です。シールでの貼り付けになりますので、もちろん床には適しておらず、一部の壁にしか貼る事が出来ません。また、シール部分は、接着剤のように長持ちしません。苦労して施工したとしても、シールの粘着力が弱くなれば、剥がれ落ちてしまう可能性もあります。

メリットもあればデメリットもあるタイルシールだからこそ、使用する前には「どのような場所にどのような目的で使用しようと思っているのか」を、よく確認することが重要です。

DIYにも使える!こだわりたいならやっぱり本格タイル!

本格的なタイルの質感、そしてデザイン性の高さを楽しみたいと思うときには、タイルシールではなく本格タイルを使用するのがオススメです。「本格タイルを施工する」と聞くと、「職人さんが確かな技術で仕上げるもの」というイメージを抱く方も多いかもしれません。しかし実際には、DIYで好きなように本格タイルを施工することも充分に可能です。どのようなタイルを使ってどんなイメージに仕上げたいのか。自分たち家族の理想を、とことん追求することが可能です。

本格タイルでDIYをするなら、まずは「どこにどのようなデザインのタイルを張りたいのか」というイメージを膨らませましょう。タイルには、非常に多くの種類があります。色や形、デザインはもちろんですが、表面がツルツルしているものもあれば、ザラザラしているものもあります。たとえば、室内など、汚れをさっとふき取りたい場所には、ツルツルした本格タイルを選んだ方が良いでしょう。反対に、庭のアプローチなど屋外に施工したいときには、ザラザラしていた方が滑り止めになります。必要な場所を決めたら、タイルを施工したいスペースの面積を測ることで、必要量がわかります。

お気に入りのタイルを購入したら、タイル用の接着剤と目地材、そしてその他の道具を用意しましょう。接着剤を塗り、そこに好みのタイルを貼り付け、最後に目地材を入れてふき取ることで、理想の空間が出来上がります。タイルシールに比べ、手間は掛かりますが、仕上がりの高級感が全く違いますし、苦労した分、愛着もわきます。是非チャレンジしてみてください!

本格タイルなら[タイルスタイル]

本格タイルを使ったDIY。その可能性は無限大です。どんなタイルをどのように配置するのか、全て自分で決定することができます。タイルシールにはない、DIYの醍醐味だと言えるでしょう。

とはいえ、理想の空間に仕上げるためには、まず理想のタイルを見つけなければいけません。タイルは、世界中あらゆる場所で長い間愛されてきた素材です。時代によって流行もあれば、産地によって異なる特徴を持っているものもあります。自分の理想のタイルと出会うためには、まず多くのタイルを知る必要があるのです。

こんなとき、ぜひ頼りにしていただきたいのが当サイト【タイルスタイル】です。タイルスタイルでは、屋外用から屋内用、床から壁まで、ありとあらゆるタイルを取り扱っており、世界中のタイルを安心価格で購入することができます。

インターネットでタイルを注文すれば、重い荷物を自宅まで運んでもらえるというメリットがあります。しかし一方で、実物の雰囲気を、購入するまでつかめないというデメリットも存在しています。タイルスタイルでは、こうしたデメリットをなくすため、各タイルのサンプルを無料でお届けしております。気になるタイルが見つかったら、ぜひ自分の目や手で、その雰囲気や質感を確かめてみてください。実際に施工予定の場所に置いてみることで、DIY後のイメージも膨らむことでしょう。